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2011年5月13日 (金)

日本の医療業界も過渡期にある

コンサルティングの関係で、

病院に出入りすることがある。

一般にはなかなか事情がわかりにくい業界だが、

なかなか大変な時にあることがわかってきた。

今、日本の医療業界は危機に直面していると

言われている。

少子高齢化社会に突入したことで、

最初に産科医が、経営のピンチに、

その次に小児科医が経営のピンチに

立たされてきており、

産科医と小児科医が共に

その数が減ってきている。

近年では、新しいインターン制度の開始によって、

大学の医局がほとんど機能しなくなってしまい、

地方にある総合病院では、

従来のように若い医師の供給が

得られなくなってしまったという。

新しい研修医は、

病例も多くて、研修環境も整っている大都市の

私立総合病院を希望するからだ。

インターン期間が終了しても、

そのまま大都市の総合病院に残る傾向に

あるそうだ。

大学病院としては地方の病院から

医師を引き上げて再び体制の

建て直しを図ろうとしているそうであるが、

どちらかというと封建的な体制では

無理があるようだ。

若い医師にとって、

従来は病院で勤務医をしているほうが、

自分で医院クリニックを開設するよりも

人気があったという。

総合病院にいれば、

専門分野の知識や技術をレベルアップすることが

容易だからだ。

特に今日では、外科は個人では行う時代では

無くなっているのだと言う。

すでに外科はチームでしかできなくなっているそうだ。

したがって、これまでは開業医の後継者が、

なかなか後を継いでくれないという話が

あちこちで聞かれたそうである。

ところが、である。

大学からの医師供給が途絶えてから、

スタッフ数の減った病院においては、

仕事量がどんどん増えており、

慢性的な過労状態にある医師も多いという。

したがって、「こんなに仕事が多くて、給料が安いなら

自分で開業したほうがいい」と、

開業に転ずる医師が増えているのだそうだ。

そして最近の開業医のやり方としては、

症状の比較的軽い生活習慣病がメインであるそうだ。

外来検診で診断のつかないような難しい病気については、

総合病院に紹介しているのだという。

治療して医療ミスで訴えられてはたまらないからである。

先日、NHKを見て医師に病院を紹介するエージェントが

いることを知った。

番組の中で若い医師は、

「夜中の救急の宿直が無くて、月給が150万の病院を

紹介してほしい」と、

語っていたのが印象的だった。

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