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2011年5月 1日 (日)

石川遼「アスリートの魂」を見た

昨日、NHKの「石川遼 アスリートの魂」を見た。

今、石川遼選手は、アメリカのツアーに、

2ヶ月間という長丁場で参加している。

過去2年間、2回とも予選落ちだったツアーだ。

ちょうど出発したのが2月頭だったらしい。

今年で3年目3回目の挑戦となることから、

今度こそは予選を通過したいと考え、

例年の練習量を3倍にしていたという。

その底流にある想いは、

今年は「日本代表のつもりで頑張る!」、

という固い決意だったと語った。

例えば、石川選手の得意なドライバーショットの

練習では、通常100本で止めていたのを、

今回は300本も毎日打ち続けて調整していた。

その甲斐があって、なんと初日で、

第2位につけた。

すばらしい!

アメリカの並み居る強豪の中で、

19歳の石川遼選手が、堂々の2位!

今年は調子が良いと自分でも語っていた。

ところが・・・、

予期せぬことが起こった。

3月11日の東北大震災だ。

彼自身がニュースで見て

驚いたと同時に、

米国の各メディアが一斉に、

彼にコメントを求めてきたのだ。

参加に当たって「日本代表のつもりで頑張る」と、

述べていたことから、各メディアも、

石川選手の考えを聞きたかったのだろう。

いきなり数十局からマイクを向けられて、

彼はコメントに悩んでいた。

実際、被害が1,000人と発表されていた時点で、

さらにこれから被害が拡大するだろうという報道の

中でコメントしなくてはならない。

何と言っていいかわからない、という彼の苦悩が

顔に現われていた。

その顔は、とても19歳に見られないほど、

しっかりと事実を見て考えている立派な姿に見えた。

彼も今回の大震災が相当、心に響いたらしく、

翌日から考えられないようなミスを連発してしまったのだ。

18ホールでは、

なんと初めて8打も叩いてしまったのである。

自分でも「いったい僕は今なにをやっているんだろう」と

思ったと後から語っていた。

それから石川遼選手は悩んだという。

そして、あの発表をした。

今年のツアー獲得賞金は

全て被災地への義援金にする、という発表である。

彼はこの発表をするに至って、

どうしたら自分は被災地の人々に力を貸すことが

できるだろうかと悩みぬいたと言う。

そして、この結論に至ったことで、

彼は「これで被災地の皆さんとつながることができたと思う」

と語った。

自分がツアーで頑張れば頑張るほど、

被災地の皆さんへの義援金が増える、

ということだ。

とても19歳とは思えない深い想いであると思った。

そして翌日からのツアーでは、

再び調子が戻ったのである。

精神的に折り合いがついたのだろう。

そして、ついに今回のツアーでは、

無事に予選を通過できたのだった。

今年の石川遼選手には、

目が離せない。

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