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2010年12月15日 (水)

香山リカ 「おとなの男の心理学」

香山リカさんの「おとなの男の心理学」に

興味深い話があった。

「自分で自分を評価し、その価値を認めること」

これを心理学では「自尊感情」と呼ぶのだそうだ。

男の場合には、会社での「肩書き」や「収入」が、

そのまま「自尊感情」になる。

ところが、女性の場合では、

「肩書き」や「収入」が高ければ、高いほど、

この「自尊感情」が目減りするというおかしな現象が、

起きることがあるのだと言う。

わかりやすい例が、

非業の死を遂げたイギリスのダイアナ元皇太子妃

だと言う。

ダイアナさんは確かに皇太子との離婚という痛手を

負ったが、世間は彼女に同情的であった。

さらに美しさやチャーミングさに対する評価も

低下することは無かった。

もちろん経済的にもそうだった。

ところがダイアナさんは、

そのことに耐えられなかったのではないか、

と言うのである。

その影響か、彼女はあるときから

ボランティア活動にのめり込んだ。

地雷原を歩き、エイズの村を訪れた。

世間は「何もそこまでしなくても・・」と

思ったかもしれない。

しかし彼女は、1人のボランティアとして

活動することが嬉しかったに違いないと言う。

つまり彼女は、1人の人間として人の役に立っている、

という「事実」で自尊感情を持つことができたということだ。

つまり、ここで初めて彼女は自己肯定することができ、

自分の存在を自ら認めることができたというわけだ。

結局、彼女の地位とか美貌とか、経済的余裕とか

いうことは、全て彼女の「属性」にあることだ。

人の「属性」は、生まれながらにその人に

備わっていたものであるから、その人の

努力は関係ないのである。

ダイアナさんはそれが耐えられなかったのだろう。

だから1人の人間として自分が役立ちたい、と願い、

その結果が地雷原を歩く等のボランティアだった、

ということではないだろうか。

女性は男性とは異なって、

裸としての自分に「自尊感情」を持つ、

ということだろう。

※この度、書籍を出版致しました。

 タイトルは「うなずき力」です。

 今日のブログのような内容だと思います。

 是非読んでいただけないでしょうか。これです。

 http://profile.allabout.co.jp/pf/suzuki-seiichirou/g/g-699/ 

 http://profile.allabout.co.jp/pf/suzuki-seiichirou/c/c-47424/

 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/ABA32804/

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