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2010年4月 6日 (火)

トヨタの憂鬱・・・その2

今回、プリウスはリコール問題車種として

大きくクローズアップされたが、

じつは、リコール問題以前にもトヨタはプリウスに関して、

大きな問題を抱えていたのだ。

それは何か?

それはプリウスの購買層である。

当初、トヨタが発売前にプリウスのターゲットプロフィールとして

想定していた購買ユーザー像と、

実際の購買層は大きくズレていたのである。

現実に発売してみたら、プリウスの購買層は

若者ではなく、何と50代以降の中高年が中心だったのだ。

しかもトヨタの商品ラインナップ上で小型上級車として

位置づけているマークXや、中型車であるクラウンからの

乗り換えユーザーが多いのである。

売れているからいいじゃあないか、という単純な問題ではないのだ。

トヨタにとって特にクラウンからのプリウスへのスイッチは痛い。

台当り粗利は、断然クラウンのほうが大きいからである。

同じ台数が売れるなら「粗利」の大きいクルマを売ることが

自動車メーカーにとっては常識であり、生命線なのである。

それをトヨタは昔から、

「いつかはクラウン」・・・「いつかはクラウン」・・・

という合言葉で下級車種を販売してきたのだ。

従来、それはユーザーの生活水準の向上とともに

クルマの上級移行も歩調を合わせてきていたのである。

ところが、最近では下級移行へと流れが逆になって

しまったのである。

今後を考えた場合、さらに問題が出てきている。

それは町のレンタカーとしてもプリウスが伸びてきている

ということだ。

レンタカーにプリウスが増えて何が問題なのか?

従来は、レンタカーで多いのは「カローラ」だった。

ご存知、カローラといえばトヨタの最廉価車種である。

つまり最も安いクルマ、誰でも買えるクルマだ。

カローラを運転していても優越感など微塵も感じることはない。

それと同じように今後、レンタカーにプリウスが増えていけば、

個人ユーザーがプリウスの購買欲、所有欲を減退させかねない

のである。

トヨタは、このへんを考えてか、オーソドックスセダンタイプの

「SAI」を発売したのである。

トヨタとしては収益車種であるクラウンやレクサスなどの

高級高額車両が売れてくれないと台所事情的に

しだいに苦しくなってくるのである。

かと言って、一般ユーザーへの趣向の変化は止められない・・

さて、トヨタは一体どんな戦略を取っていくのだろう・・・?

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