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2008年10月 4日 (土)

今そこにある危機!!

今回の金融危機は調べれば調べるほど事が大きいということが

良くわかります。

日銀の白川総裁が記者会見で次のように述べました。

「ドルの流動性はほとんど枯渇している」

当初この意味は、自分にはわからなかったというのが本音です。

しかし、やっと判りました。

現在、危機的状況は「短期金融市場」にあります。

中でも「インターバンク市場」と言って銀行間取引の

市場があり、そこで危機的な状況が深く進行して

いるのです。

銀行は通常、日常的に必要な現金以外は金利を稼ぐために

債権その他に投資しています。

銀行が日常的な業務で現金(ドル)が不足した場合に、

この「インターバンク市場」で他の銀行から現金(ドル)

を借りるというわけです。

しかし、今は、他の銀行に貸すと返してもらえないのでは

ないかという疑心暗鬼が蔓延し、どの銀行も市場に

ドル現金を放出しなくなってしまった、ということです。

この状態を指して、白川総裁は「ドルの流動性は

ほとんど枯渇した」という表現を使ったわけです。

したがって、日銀がドル現金をこの市場に放出しなければ

不足した銀行はキャッシュフローが回らずに潰れてしまう

ことを余儀なくされるわけです。

すでに日銀のドル放出で首の皮が繋がっている銀行が

いくつもあるということです。ここ数日のドル放出額をみれば

判ります。

何と恐ろしいことでしょう。

万一、1つの銀行でも現金不足が発覚して倒産したら、

あっという間に「取り付け騒ぎ」が起こります。

それが他銀行へ波及してあちこちで発生すると、

遂に「金融恐慌」に発展してしまうわけです。

今は必死に「インターバンク市場」内のみで金融恐慌への

「危機」を押さえ込んでいる、という状態なのです。

これはどの国でも同じです。各国の「中央銀行」が一生懸命に

「危機」を押さえ込んでいるのです。

それにしても米国下院で金融安定化法案が否決されたという

事実は、いかに米国の国会議員が経済に疎いかを計らずも

さらけ出したということでしょう。

米国の議員は、約50%がパスポートを持っていないと

言われています。つまり、外国に出かけることが無いという

ことです。すべて自国内で充足するので外国など行く必要が

無いということでしょう。何という感覚でしょう。

そんなことだから自分の足元で起こっている事実に鈍感なのだ

と思います。

今回はポールソン財務長官が必死に議員に説明し説得したことで

何とか2回目の議決で通ることができました。

それにしても米国議員がこんなにレベルが低い方々だとは

思いもしませんでした。

まだ不安は続きます・・・

法案が通ったからと言っても「応急処置」でしかないからです。

もし万一、破綻する銀行が出始めたら・・・国民の知るとことに

なったら・・・、あっという間に「バンクラン」(取り付け騒ぎ)が

起こり、その波は世界中へ波及するかもしれません。

一見、「平静」を装っている世の中ですが、実は、

すぐそこに「危機」が迫っている、ということなのです。

いたずらに怖がることはありませんが、自分なりの

アンテナを立てて関係筋の行動にしっかりと関心を

持っていくことが今こそ必要な時ではないかと思います。

どうか世界が平穏でありますように・・・

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